病院では、ロボットが素晴らしい活躍を見せています。
皆さんご存じのとおり、新型コロナウイルスに感染する人の数は増える一方。世界中の病院が、「波」が発生するたびに悲鳴を上げています。そんな中で、ロボットに白羽の矢が立ちました。なにせ、現場では感染対策が急務となっています。
患者の診療や治療をしなければならない。それでも、接触はできるだけ避けるべき。そんな中で、ロボットの出番です。
実際にロボットは部屋の空間の消毒、テーブルや床の消毒といった清掃作業から、患者の質問に答える、薬や食べ物を運び、患者の状態をモニタリングするなどの役割を果たします。
イタリアのポロクリニコ・アバノ病院では、UVDロボットを使い患者の入院する部屋の消毒作業を行っています。このロボットは、病院内を自由に移動できるタイプで、従来の工業的なロボットとは一線を画します。この例では、殺菌に紫外線UV-Cが使われています。
これは、非常に直接的かつ「正直」な活用例だと言えるでしょう。衛生面の現場の管理を任せるというアイデアです。他にも病院での活用例はあります。
パル・ロボティクス社は「Ari」というロボットを開発しました。先のロボットよりも「人間的」な仕事を担います。まずは、患者に対する治療の管理です。もちろん、最終的な指示や操作、確認は人が行いますが、それをサポートするような位置づけです。また、面白い特徴として、話し相手になることもできます。
新型コロナウイルス患者の間で見られる申告な問題が、社会からの隔絶です。当然、程度の振り幅はあれども、いくらかの隔離が必要になります。社会から離れるということは、人恋しくなるということ。社会的な関わりが不足し寂しい患者は、このロボットに話しかけることで、人間味をうまく保っています。
このようにそれぞれの特別な役割に特化したロボットをご紹介しましたが、それぞれの能力を組み合わせることも可能です。ロボットの柔軟性がコロナ禍大いに注目されています。
universal-robots.com/ja/
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