公開日:2023年06月27日 更新日:2023年06月27日
Facebook広告ライブラリとは?活用法、注意点を解説!
Facebook広告ライブラリとは?活用法、注意点を解説!
Facebook広告ライブラリについて
Facebook広告ライブラリは、Meta社のテクノロジーで出稿されている広告を検索する機能です。
Meta社の配信先はFacebookやInstagram、Messenger、Audience Networkと多岐に渡り、そこに掲載されている全ての広告をキーワードまたは広告主名を使い検索できます。
広告ライブラリについては、配信されている広告の透明性を維持する目的で提供されたサービスです。
また、Meta社は選挙への介入を防ぎ、透明性が重要であると考え、社会問題や政治、選挙に関する広告に限り、現在掲載していない広告も検索できます。
参考:
Facebook広告ライブラリ
Facebook広告ライブラリで閲覧できるもの
広告ライブラリは、Facebookが提供するツールでMeta社の配信先であるFacebookやInstagram、Messenger、Audience Network全ての広告を誰でも閲覧できます。
閲覧できるものは、広告主のFacebookページで名前やID、業界、いいね!数、フォロワー数、ページ作成日です。
次に出稿された広告クリエイティブで、広告の掲載開始日やプラットフォーム、広告のリンク先、広告のタイプなどです。
広告主のFacebookページ
広告ライブラリでは広告主のFacebookが見られます。
ここで閲覧できるのは以下の通りです。
- ・Facebookページの名前・ID
- ・Facebookページのいいね!数
- ・Facebookページのカテゴリ
- ・Instagramのアカウントとフォロワー数
- ・Facebookページの作成日
- ・ページ名の変更履歴
- ・ページの管理者や管理者の居住国
- ・社会問題、選挙または政治に関する広告での合計消化金額
名前やIDなど基本情報のほかさまざまな情報を検索して閲覧できるのが特徴です。
出稿された広告
広告ライブラリではFacebookに出稿された全ての広告が閲覧できます。
具体的には以下の通りです。
- ・広告の掲載スタート日
- ・広告クリエイティブ
- ・広告の出稿先
- ・広告のリンク先
社会問題や政治、選挙に関する広告は、広告費の出資者やどれくらいコストがかかっているか、広告がリーチしているオーディエンスの情報など把握できます。
社会問題や政治、選挙に関する広告は、Facebookが取り組んで掲げている透明性をあらわしたものといえるでしょう。
広告クリエイティブでは、どのような広告タイプが使われているか閲覧できるため、自社に参考になるタイプの広告が見つけやすくなります。
Facebook広告ライブラリの活用方法
Facebook広告ライブラリを利用する目的は、いかにして自社に参考になる広告を見つけ訴求効果のある広告を出稿するかです。
そのためにはさまざまな広告を閲覧して、最適な広告を見つけることが重要になります。
ポイントとしては、大手企業の広告クリエイティブを参考にすること、そしてニュースフィードで気になった広告を見たら広告主のページを確認することです。
広告ライブラリにアクセスする
広告ライブラリにアクセスするのは、Facebookのアカウントがなくても可能です。
しかし、実際にFacebook広告を利用するならこの機会にアカウントは設定しましょう。
ページにアクセスすると、広告を管理する画面「Meta Business Suit」にログインします。
また、年齢制限のある成人向け広告やギャンブル、アルコール系のクリエイティブを検索する場合は、成人しているアカウントでログインしなければなりません。
検索窓にキーワードを入力して検索する
カテゴリは2タイプに分かれ、「すべての広告」と「社会問題、選挙または政治関連」です。
ジャンルを絞らなければ「すべての広告」で進みましょう。
次に、検索窓に「美容」「ウイスキー」などキーワードを入れて検索すると、関連する広告が表示されます。
企業名や商品名で検索することも可能ですが、完全一致の文言がFacebookページに含まれていなければ表示されません。
また、英文名をカタカナで検索しても表示されないので注意が必要です。
検索結果画面から、広告をクリック
表示された広告をクリックすると以下のように誘導先が表示されます。
- ・ランディングページへの遷移
- ・オンラインショップへの遷移
- ・アプリのインストールにつながるApp StoreまたはGooglePlayへ遷移
- ・動画再生
遷移したり動画再生したりすることで、競合他社が広告を使ってどのようなプロモーションをしているかがわかります。
ぜひ自社のクリエイティブ作成や運用の参考にしてみましょう。
フィルター機能で条件を絞り込む
Facebook広告ライブラリのサービスは、Facebookだけでなく、Instagram、Audience Network、Messengerも含まれます。
企業名や任意のキーワード検索のほか、便利なフィルター機能を使って以下のような条件で絞り込めばさらに詳しい情報を閲覧できます。
- ・言語
- ・FacebookやInstagramといったプラットフォーム
- ・画像や動画などのメディアタイプ
- ・アクティブ、非アクティブ
- ・ローンチ期間や日付が指定できる日付別インプレッション
広告が成人対象のものでなければ誰でも閲覧可能です。
Facebook広告ライブラリの効果的な活用法
Facebook広告ライブラリは、フィルター検索機能などを利用してリサーチすることで、自社クリエイティブ制作の参考になるだけでなく、効果の改善に向けた施策にもなるので利用してみましょう。
競合他社だけでなくほかの他業種の広告を見てデザインやテキスト、見せ方の違いを検証するのも参考になります。
特に成果が出ている広告には思いもよらぬヒントが隠されている可能性があります。
それではFacebook広告ライブラリの効果的な活用法について詳しく解説します。
競合他社の広告を分析する
競合他社がどのような広告を出しているのか、どういった層をターゲットにして広告を出稿しているのか気になるものです。
そういう時にFacebook広告ライブラリを利用して、競合他社の広告をチェックすれば自社広告作成の参考になります。
ランディングページやオンラインショップなど遷移先情報をリサーチして、導線設計の参考にもなるでしょう。
資料請求、動画再生、アプリダウンロードといったように広告の目的はさまざまです。
自社でKPIを策定する際にも競合他社の広告を検索・分析することは重要なのです。
自社の広告作成時に参考にする
Facebook広告ライブラリにはさまざまな広告が掲載されているので、競合他社以外の広告も参考になるでしょう。
業界が違うだけでも広告の見せ方は大きく異なります。
クリエイティブを作成する際に見せ方に悩む方は、多面的視野に立って考えてみるのもおすすめです。
広告のデザインやカラー、テキストの使い方を分析して自社の広告運用に応用してみてはいかがでしょう。
例えば大手企業のクリエイティブを見れば、同じ運用費用はかけられないとしても効果的な広告作りのヒントになるものがあるはずです。
目を引く広告の広告主のページを確認する
FacebookのフィールドやInstagramのストーリーズで思わず目に留まる広告を見た経験はありませんか?
面白いと興味を持った広告をFacebook広告ライブラリでリサーチして、広告主のライブラリを見ましょう。
広告ライブラリを見ているとトレンドが掴めるはずです。
目を引く広告主の広告は、成果が出ている広告と似たようなデザインやカラー、テキストなどを参考にしているのが把握できます。
どことなく似ているような広告があれば、広告主にとって効果的なクリエイティブということです。
広告主のターゲティング戦略やどのようなユーザーが広告を見ているのかがわかるでしょう。
自社で広告を作成する時に参考にしてみましょう。
Facebook広告ライブラリ使用時の注意点
広告を作成する際のヒントになるFacebook広告ライブラリは、大変便利で使い勝手の良いツールですが、利用する上で注意しなければならないポイントがいくつかあります。
ここではFacebook広告ライブラリ使用時の注意点について解説します。
出稿された広告が反映されるまで時間がかかる
Facebook広告に出稿された広告が、広告ライブラリに反映されるまでには24時間かかります。
気になる広告を見てリサーチしても表示されない場合は、Facebook広告に出稿したばかりという可能性があることは覚えておきましょう。
実際の広告とは異なる表示をする場合がある
Facebook広告ライブラリを活用する際の注意点についてご紹介しましょう。
例えばクーポン付きの広告では、実際のニュースフィード上の広告とライブラリで確認できる広告では異なるケースがあります。
これは広告ライブラリではニュースフィード上の広告にあるクーポンが無効化されるからです。
こうした時は、クーポンがクリックできなかったり、非表示になったりします。
クーポン付き広告を参考にしたい場合は、ニュースフィールドで広告を分析しましょう。
アクティブな広告のみ閲覧できる
「すべての広告」は、基本的にアクティブなものしか閲覧できません。
掲載が終了してしまうと確認できなくなるため、気になったらすぐにリサーチするようにしましょう。
しかし、「社会問題、選挙または政治関連」に関しての広告は例外でFacebookに取り下げられない限りアクティブなままで閲覧可能です。
Facebook広告ライブラリでは、アクティブ・非アクティブにかかわらず「社会問題、選挙または政治関連」に関しての広告は7年間保存・公開される仕組みになっています。
年齢制限のある広告は、成人によるログインが必要
Facebook広告ライブラリは、特別な登録がなくても誰でも閲覧できる便利なツールで、広告を作成する際に参考になる広告がリサーチ可能です。
しかし、年齢制限のある成人向けの広告はログインが必要なため、成人アカウントでログインしなければなりません。
年齢制限のある成人向けの広告とは、アルコール飲料やギャンブル関連の広告を指します。
Facebook広告ライブラリですべての広告を閲覧したい場合は、成人アカウントでログインすることをおすすめします。
社会問題・選挙・政治に関する広告の情報は、詳細に知ることができる
Facebook広告ライブラリでは、社会問題・選挙・政治に関する広告はほかの広告にはない情報を調べられます。
具体的には以下の3つです。
- ・広告費用の出資者
- ・広告費用
- ・リーチ層
社会問題・選挙・政治に関する広告の場合は、広告費用の出資者、広告費の金額範囲、広告がリーチした利用者層といった詳細な情報を追加で確認できるようになっています。
なお、これら広告は掲載日から7年間はアクティブと非アクティブ両方の広告が確認できます。
ライタープロフィール
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運用型広告 運用代行担当株式会社アイズ
- 運用型広告の広告運用代行サービスを2007年より提供開始、15年以上の広告運用実績でGoogle Partner、Yahoo!セールスパートナー、Twitter広告認定代理店、TikTokゴールドパートナーです。
運用代行可能な広告の種類:Google広告、Yahoo広告、Twitter広告、TikTok広告、Facebook広告、Instagram広告、LINE広告、SmartNews広告、Amazon広告など
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