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公開日:2023年04月28日 更新日:2023年05月01日

電車サイネージの各路線の種類や広告費用、事例をご紹介!

電車サイネージの各路線の種類や広告費用、事例をご紹介!電車サイネージの各路線の種類や広告費用、事例をご紹介!

電車広告におけるサイネージとは?

  サイネージとは、英語でsignageと記し、標識を意味します。商業的には、従来、看板やポスターなどを示していましたが、近時は、情報通信技術を使った液晶ディスプレイやLEDビジョン、プロジェクタなどデジタルメディアで表示される屋外広告や施設内広告、電車広告などデジタルサイネージと同義されています。
 電車広告におけるサイネージとは、主に電車内のドア上部や窓上上部に設置される液晶ディスプレイを使った広告を示し、駅構内に設置されるデジタルサイネージと区別するため、「車内ビジョン」とも呼ばれています。

電車内におけるサイネージの特徴と効果

 電車内におけるサイネージは、デジタル化により多様な表現と随時更新できるようになったため、従来のドアポスターや窓上ポスターに代わり広告として使用されるだけでなく、現在地表示や交通情報、天気情報などのインフォメーション媒体として活用されたり、美しい画像や爽やかな動画で混雑時のストレスを和らげる等空間演出機能が付加されたり、様々な役割を果たしています。
 多様な表現と役割を果たしている電車内サイネージの主な特徴と効果は以下の通りです。

広告視認率が比較的高い

電車内サイネージは、乗客の目の位置もしくは少し上に設置され、画像や動画でインパクトを与えるので、比較的高い視認率を誇る広告です。JR西日本のデータによれば、「自然に目に入る」広告として、電車内サイネージは、TVCMやスマホ広告と同レベルの優れた結果をだしており、新聞広告やチラシ、フリーペーパーを大きく上回っています。
「時間つぶしになる」広告としては、他の広告媒体を大きく引き離す優秀な数値をだしており、その効果は、TVCMや新聞広告の3倍、フリーペーパーやカタログの2倍です。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版

注目しやすく飽きにくい

電車内サイネージは、デジタル化されたことで多様な表現が随時更新できるようになったため、広告として活用されるだけなく、インフォメーション機能や空間演出機能も有し、注目されやすく飽きにくい媒体となっていることが特徴です。 JR西日本のデータによれば、「意識して見る」広告としては、TVCMやスマホ広告を大きく上回り、折り込みチラシやパンフレットと同レベルの高い注目度を誇っています。
「見るのが楽しい」広告として、TVCMやフリーペーパーを上回る1番人気のある広告媒体で、飽きにくい性質を持っていることを示しています。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版

広告プロモーションに対応可能

電車内サイネージは、デジタル化されたことで表現豊かな映像配信が可能となり、データ送稿でWeb広告やTVCMの素材を流用でき、広告プロモーションを展開できるようになっています。 大量の情報をインパクトのある映像表現で短時間に伝えられるようになったことで、従来の車内広告より高い成果を収められるようになっただけでなく、クロスメディア戦略の広告素材を流用できるようになったことで、コストも抑えられ、結果として、費用対効果の高い広告媒体として価値が高まっています。

日常生活に必要な情報を発信しやすい

電車内サイネージは、デジタル化されたことで、多様な表現が可能になったため、現在地やこれから止まる駅、駅構内の情報などを様々な言語で提供できるようになっています。また、遠隔操作で随時更新できるため、天気情報や運行状況、リアルタイムニュースなどをインフォメーションする役割を果たしている点も特徴です。
JR西日本のデータによれば、「習慣的に見る」広告として、新聞広告や新聞折り込み広告に迫るほど高い評価を得ており、日常生活に必要な情報を配信している証拠を示しています。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版

電車サイネージに関する媒体資料

電車内で配信でいるサイネージ広告についてまとめています。 広告媒体資料は無料でダウンロードできすので、気になる方は是非ご確認ください!

相鉄線車内メディア | 株式会社横浜メディアアド

相鉄線車内メディア

世界初の電車内ダイナミックデジタルサイネージ「ダイナミックビークルスクリーン」 | 株式会社ビズライト・テクノロジー

世界初の電車内ダイナミックデジタルサイネージ「ダイナミックビークルスクリーン」

電車内におけるサイネージの注意点

  電車内サイネージもプロモーションの一環として、その第一義は費用対効果です。視認性の高さや注目され易さ、飽き難さなど、高いプロモーション効果を引き出す電車内サイネージのメリットも多くあります。
しかし、路線ごとに期待できる広告成果が異なったり、電車内という環境から他の広告媒体とは異なるプロモーション上の制約があったり、デメリットもあります。そこで、費用対効果の観点から、電車内におけるサイネージの注意点を、以下で紹介します。

媒体費が各路線で異なる

電車内サイネージは、媒体となる電車ごとに掲載デバイスの機能やサイズが異なるだけでなく、利用者数や利用者属性が異なるので、広告出稿で期待できる成果が大きく異なります。そのため、掲載期間、掲載時間の長さ・時間帯が同じでも、対価としての媒体費が各路線で大きく異なります。
例えば、同じJR東日本の「トレインチャネル」1週間15秒のスポットCMの場合、東京の内側を走る山手線は110万円なのに対し、川崎・立川間を走る南武線は30万円です。
参考:「デジタルサイネージメディア 車両デジタルサイネージ」JEKI MEDIA GUIDE

媒体確保が困難

電車内サイネージは、公共交通機関内で放映されるため、コンテンツ内容の審査が厳しくなります。また、依頼先も鉄道会社の関連会社であったり、特定の広告代理店であったり、窓口も広くありません。さらに、1つのデバイスで視聴できる電車利用者数が限られるので、プロモーション効果をあげるには、一定期間かつ一定規模の車両で掲載する必要があります。
こうした事情から、電車内サイネージの媒体を確保することが難しくなっています。特にターゲット属性を絞り込むプロモーションを展開する場合は、電車が巡回する地域や時間帯により利用者属性が異なるので、注意が必要です。

音を出しての放映はできない

電車内サイネージは、基本的に音を出しての放映ができません。これに対し同じ鉄道広告でも駅構内など関連施設のデジタルサイネージでは音声放映が可能です。これは電車内など不特定多数人が密集する空間での快適性を保つためと思われます。もちろん、字幕表示は可能ですが、音声に比し、インパクトも情報伝達力も弱くなることは避けられません。
従って、TVCMやWeb広告の素材を電車内サイネージに流用する場合、字幕を付したり、動画内容を改定したりする必要も生じるので、注意が必要です。

効果測定が確認しにくい

電車内サイネージも、Web広告と同じデジタル広告に属しますが、Web広告と異なり効果測定が確認しにくい点がデメリットです。 Web広告やSNS広告は、クリックやインプレッション(広告表示)、コンバージョン(商材購買、会員登録、オウンドメディア流入等)した時点でデータ化され効果測定できます。 これに対して電車内サイネージは、誰に表示されたか、何人が視認したか正確に把握できません。
そのため、運用しながら広告戦略を改善し費用対効果を高めいくことが難しくなっています。 従って、広告出稿に際し、詳細な事前調査・分析が不可欠です。

電車内におけるサイネージの主要媒体

 電車内におけるサイネージの主要媒体として、サイネージが設置されている電車運営会社の概要を紹介し、国土交通省及び運営会社が公開しているデータから、電車内サイネージに関連する情報をまとめています。 特に広告費用の比較を容易にするため、相場の基準として各媒体の「1週間15秒のスポットCM」の料金を取り上げていますので、参考にしてください。
 但し、京成線「スカイライナービジョン」の最低契約期間が4週間からとなっているので、1週間に換算して紹介しています。

JR東日本

JR東日本は、日本最大の利用者数及び売上げを誇る鉄道会社です。巡回エリアは、首都圏及び東日本各地で、利用者数は、合計84,550,898千人。通勤が49,362,441千人、通学7,778,389千人で定期利用者が合計57,140,830千人、定期利用者率68%です(国土交通省2020年度データ)。株式会社ジェイアール東日本企画のデータによれば、首都圏電車利用者の68.3%、1日約1181万人がJR東日本を利用しているとのこと。
電車内サイネージの種類は、乗降用ドア上に設置される「トレインチャンネル」と網棚上に設置される「まど上チャンネル」、車両間ドア上に設置される「サイドチャンネル」の3種類です。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「MEDIA DATA」株式会社ジェイアール東日本企画

トレインチャンネル

トレインチャンネルとは、首都圏の主要10路線及びゆりかもめに設置されているデジタルサイネージです。
路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーションサイネージの横に広告枠が設置され、ニュースや天気予報など日常生活上必要な情報に挟まれ放映されるので、視認性の高いメディアとなっています。 「オリジナル番組提供型CM」、「コンテンツ連動商品」、「天気予報ジャック」、「女性専用車トレインチャンネル」、「成田エクスプレストレインチャンネル」、「東阪セット」及び「東阪福セット」など多種多様な広告商品が用意されている点も魅力です。
1週間15秒のスポットCMの料金は480万円で、日本最高額となっています。
参考:「デジタルサイネージメディア 車両デジタルサイネージ」JEKI MEDIA GUIDE

まど上チャンネル

まど上チャンネルとは、山手線、横須賀線及び総武線快速の網棚上に設置されているデジタルサイネージです。3面連続してサイネージが設置されているので、3面別々のコンテンツを放映したり、3面を1つのコンテンツで独占したり、多様なバリエーションを展開できる点が特徴です。
1週間15秒のスポットCMの料金は、200万円で、「まど上チャンネル+山手線トレインチャンネル」のセット料金は350万円です。 山手線のみのトレインチャンネルが13週間で3,000万円であることからこのセット料金は大変経済的となっています。
参考:「デジタルサイネージメディア 車両デジタルサイネージ」JEKI MEDIA GUIDE

サイドチャンネル

サイドチャンネルとは、山手線、横須賀線及び総武線快速の車端部上部に設置されているデジタルサイネージです。サイドチャンネルの特色は、1社ジャック放映商品であることで、天気情報やニュースなど日常生活に必要な情報に挟まれ、契約期間中、サイドチャネルの広告枠を独占できます。
1週間15秒のスポットCMの料金は、280万円です(但し秒数不明確)。但し、順番繰返しや曜日指定、時間帯指定などの放映パターンの選択はオプション料金が発生するので注意が必要です。
参考:「デジタルサイネージメディア 車両デジタルサイネージ」JEKI MEDIA GUIDE

東急線

東急線は、交通や不動産、ホテル・リゾート、生活サービスなど多角的事業を展開している東急グループに属する東急電鉄株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、渋谷以西に展開され、西は神奈川県大和市中央林間、南は横浜市です。利用者数は、合計7,376,243千人。 通勤4,140,718千人、通学585,907千人で定期利用者が合計4,726,625千人、定期利用者率59%です(国土交通省2020年度データ)。定期利用者率が、JR東日本全体で68%であるのに比し、低い点が弱みといえます。
電車内サイネージの種類は、乗降用ドア上の「TOQビジョン」、長椅子背面の窓上の「TOQまど上ビジョン」、車両連結部ドア上の「TOQ連結ビジョン」の3つです。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省

TOQビジョン

TOQビジョンとは、東横線、目黒線、田園都市線及び大井町線121編成の乗降用ドア上に設置されているデジタルサイネージです。東横線の搭載率は100%なので、その生活圏をターゲットする広告に最適です。
田園都市線のつり革背面には3面連続のサイネージ「TOQまど上ビジョン」、車両連結部上部には1面のサイネージ「TOQ連結ビジョン」も併設されているので、あわせて活用すれば車両全体を広告空間にでき、多様なプロモーションを展開できます。 1週間15秒のスポットCMの料金は、150万円で、田園都市線の3種類のデジタルサイネージのセットは196万円で経済的です。
参考:東急OOH デジタルメディア一覧

京王線

京王線は、新宿以西の東京西部一帯を基盤として多角的事業を展開する京王グループに属する京王電鉄株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、新宿、高尾間で、利用者数は、合計5,174,055千人。通勤2,893,444千人、通学435,583千人で、定期的に利用する人が合計3,329,027千人、定期利用者率60%です(国土交通省2020年度データ)。定期利用者率がJR東日本全体で68%に比し低い点が弱みといえます。
電車内サイネージは、乗降用ドア上に設置する「K-DG チャンネル」と車両天井部に設置する「K-DGライナー」の2種類があります。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省

K-DGチャンネル

K-DGチャンネルとは、京王本線及び井の頭線56編成の乗降用ドア上に設置されている3,320面のデジタルサイネージです。井の頭線の搭載率が100%なので、その生活圏をターゲットとする広告に最適です。サイネージが2面横並びで設置され、右側の業務面では路線案内や次駅案内、到着前乗換案内など必要情報が流れるので、高い広告到達率が期待できます。
直接的な広告要素を含まない60秒のオリジナル番組と30秒CMを組合せて放映することも可能で、インパクトのある番組で注目を集め、同じ世界観のCMを続けて放映することで高いコンバージョン率が期待できます。1週間15秒のスポットCMの料金は、60万円です。
参考:「デジタルメディア K-DGチャンネル」 KEIO MEDIA

東武線

東武線は、鉄道事業の他、東京スカイツリーなど開発事業を展開する東武グループが運営する路線です。
巡回エリアは、北は福島会津若松市、南は千葉県船橋市で、1都5県にまたがります。 利用者数は、合計8,576,472千人。通勤4,848,431千人、通学1,221,394千人で、定期的に利用する人が合計6,069,825千人、定期利用者率68%です(国土交通省2020年度データ)。 東武グループ公開データによれば、旅客人員1日約200万人。沿線人口は664万人で、このうち66%が定期利用者です。
沿線には大学70以上、高校200以上など約300の学校があり、1日約23万人の学生にリーチできます。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「頭部交通広告のご案内 TOBU AD MENU」東武鉄道株式会社

東武トレインチャンネル

東武トレインチャンネルとは、日比谷線直通、有楽町線及び副都心線直通車両の乗降用ドア上部に設置されている136面のデジタルサイネージです。 サイネージが2面横並びで設置され、右面が路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーションサイネージのため、高い広告到達率が期待できます。
また、広告も、ニュースや天気予報など日常生活上必要な情報に挟まれる形で放映されるので、視認率が高くなります。 1週間15秒のスポットCMの料金は、40万円です。但し、日別切替やロール毎切替には別途費用が発生するので注意が必要です。
参考:「東武交通広告のご案内 TOBU AD MENU(2023)」東武鉄道株式会社

京成線

京成線は、東京東部及び千葉県を中心に運輸業や流通業、不動産業、建設業、レジャー・サービス事業など総合生活産業を展開する京成グループに属する京成電鉄株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、北は千葉県成田、南は神奈川県浦賀まで及び、利用者数は、合計2,534,868千人。通勤1,351,641千人、通学283,396千人で定期的に利用する人が合計1,635,037千人、定期利用者率63%です(国土交通省2020年度データ)。 京成線の公開データによれば、走行距離186.3キロ、京成線の1日の利用者数約62万人で、成田・上野間を巡回することで、観光客と沿線38大学・72高校に通う若年層も獲得できます。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「交通広告 京成の交通広告」京成フロンティア企画 日暮里事事業所

スカイライナービジョン

スカイライナービジョンとは、京成上野・成田空港間を走行する成田スカイアクセス線と京成本線の車両連結ドア上に設置されているデジタルサイネージです。 首都圏の一般車両と異なり、座席が進行方向に平行に設置されているため、視覚的に乗客全員がサイネージを視認できるようになっており、高い広告効果が期待できます。
また、CM料金も格安で、最低期間4週間24万4千円からなっています。1週間15秒のスポットCM料金に換算すると61,000円で、首都圏最安値の価格です。 低予算で費用対効果の高い広告を出稿するなら、スカイライナービジョンは最適なメディアです。
参考:「交通広告 京成の交通広告」京成フロンティア企画 日暮里事事業所

東京メトロ線

東京メトロ線は、旅客鉄道事業や流通事業、不動産事業など都市生活創造事業を運営する東京地下鉄株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、北は足立区綾瀬、南は目黒区目黒、東は千葉県船橋市、西は杉並区方南町。 利用者数は、合計14,943,567千人。通勤9,217,258千人、通学710,237千人で、定期的に利用する人が合計9,927,495千人、定期利用者率62%です(国土交通省2020年度データ)。 東京メトロの公開データによれば、路線数355、総動作距離195キロで、利用者数は5日平均22万人とのこと。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「企業情報:ビジネス状況」 東京メトロ

Tokyo Metro Vision

Tokyo Metro Visionとは、東京メトロ線95%の2,576車両の乗降用ドア上に設置されている19,492面のデジタルサイネージです。 2面横並びで設置され、右面が路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーションサイネージのため、広告到達率59.5%のメディアとなっています。
直接的な広告要素を含まない60秒のオリジナル番組と30秒CMを組合せて放映することも可能で、インパクトのある番組で注目を集め、同じ世界観のCMを続けて放映することで高いコンバージョン率が期待できます。 1週間15秒のスポットCMの料金は、340万円です。 ロール切替、曜日切替及びタイム切替は3素材まで無償対応しますが、4素材以上はオプション料金が発生するので注意が必要です。
参考:「デジタルメディア Tokyo Metro Vision【TMV】」株式会社メトロアドエージェンシー

小田急線

小田急線は、新宿以西の地域で運輸や流通、不動産など幅広い生活関連事業を展開する小田急グループに属する小田急電鉄株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、新宿以西に拡がり、北は多摩、西は箱根湯本、南は片瀬江の島まで及びます。 利用者数は、合計7,581,302千人。通勤4,173,574千人、通学845,254千人で、定期的に利用する人が合計5,018,828千人、定期利用者率63%です(国土交通省2020年度データ)。 小田急公開データによれば、路線距離120キロ、1日の利用者数は約144万人です。 JR東日本常磐線や東京メトロ千代田線に乗り入れることで、利用者の利便性を高めています。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「当社路線の概要」 小田急電鉄

小田急TV

小田急TVとは、小田急線全車両の57.1%、534両の乗降用ドア上に設置されている4272面のデジタルサイネージです。 2面続きで設置され、右側の業務面ではニュースや天気予報など日常生活上必要な情報が放映され注目されるサイネージとなっているので、左側の広告面も高い視認率が期待できます。
1週間15秒のスポットCMの料金は、70万円です。15万円の追加料金でニュース放映後や天気予報放映後にCMを流すことも出来ます。 但し、ロール切替、時間帯切替及び曜日切替を併用する場合、素材切替費が発生するので注意が必要です。
参考:「車両メディア:小田急TV(OTV)」小田急交通広告

西武線

西武線は、運輸や不動産、球団運営など多岐な事業を展開する西武グループの一員である西武鉄道株式会社が運営する路線です。
巡回エリアは、新宿以西に展開し、北は川越、西は秩父に及びます。 利用者数は、合計6,130,705千人。通勤3,591,170千人、通学597,079千人で、定期的に利用する人が合計4,188,249千人、定期利用者率64%です(国土交通省2020年度データ)。 西武鉄道株式会社公開データによれば、路線距離176.6キロ、1日の利用者数139万人です。
電車内サイネージは、西武線前線に設置されている「Smileビジョン」の他に、池袋線特急に設置されている「Laview車内ビジョン」があります。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「各種データ 西武沿線永良について 駅別乗降人員」西武鉄道株式会社

Smileビジョン

Smileビジョンとは、西武線の56.3%、606両の乗降用ドア上部に設置されている5160面のデジタルサイネージです。 2面続きで設置され、右側の業務面ではニュースや天気予報など日常生活上必要な情報が放映され、注目されるサイネージとなっているので、左側の広告面も高い視認率が期待できます。
1週間15秒のスポットCMの料金は、80万円です。 ロール指定や曜日指定、時間帯指定など多様な放映パターンが用意され、システム対応範囲内であればオプション料金がかからない点で大変経済的なメディアとなっています。
参考:「デジタルサイネージ Smileビジョン」西武鉄道株式会社

都営地下鉄線

都営地下鉄線は、東京都交通局が運営する路線です。
巡回エリアは、北は足立区、南は大田区西馬込、西は練馬区高島平、東は千葉県市川市に及び、都心から近郊住宅地まで広範囲をカバーしています。 利用者数は、合計5,188,138千人。通勤3,284,781千人、通学270,016千人で、定期的に利用する人が合計3,554,797千人、定期利用者率65%です(国土交通省2020年度データ)。
都営交通広告メディアガイドによれば、総運行距離382.4キロ、1日の利用者数191.8万人で、昼間人口の多いエリアを運行しているため、大型プロモーションに最適です。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「広告の提出 地下鉄各線データ」 東京都交通局

チカッ都ビジョン

チカッ都ビジョンとは、浅草線及び新宿線、大江戸線の都営地下鉄3線の乗降用ドア上に設置されているデジタルサイネージです(都営三田線は設置未定)。 浅草線のデジタルサイネージは2面横並びで設置され、左面が路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーションサイネージのため、視認性の高いメディアとなっています。
大江戸線は1面サイネージですが、ニュースや天気予報など日常生活に必要情報に挟まれ放映されるので、注目されやすく、飽き難いメディアといえます。 1週間15秒のスポットCMの料金は、40万円です。埼玉高速鉄道と相鉄線に次ぐ首都圏最安値レベルの広告費で、経済的に出稿しやすい点も魅力です。
参考:「広告の提出 地下鉄デジタルメディア」 東京都交通局

相鉄線

相鉄線は、運輸や流通、不動産、ホテルなど生活に密着した事業を展開する相鉄グループに属する相模鉄道が運営する路線です。
巡回エリアは、新横浜駅以西に展開し、南は湘南台、西は厚木まで及びます。 利用者数は、合計1,846,771千人。通勤1,117,633千人、通学168,002千人で、定期的に利用する人が合計1,285,635千人、定期利用者率67%です(国土交通省2020年度データ)。 相鉄線公開データによれば、走行距離40.2キロ、1日の利用者数50万人です。 利用者の安全に配慮し、全駅にホームドア設置し、全駅係員がサービス介助士の資格を取得しています。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「グループ事業案内 相鉄線の概要」 相鉄グループ

トレインビジョン

トレインビジョンとは、相鉄本線及びいずみ野線178両の乗降用ドア上に設置されている1,552面のデジタルサイネージです。 路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーションサイネージの横に設置され、ニュースや天気予報など日常生活に必要情報に挟まれ放映されるので、視認性の高いメディアとなっています。
1週間15秒のスポットCMの料金は、20万円です。埼玉高速鉄道の15万円に次ぐ、首都圏最安値レベルの広告料金で、高めの定期利用者率67%と考え合わせると、長期的運用による記憶づけに最適なメディアです。
参考:【相鉄線】トレインビジョン料金改定のご案内

埼玉高速鉄道

埼玉高速鉄道は、第三セクターとして設立され、埼玉高速鉄道株式会社が運営している地下鉄です。
巡回エリアは、北区赤羽と埼玉県さいたま市の14.6kmで、利用者数は、合計243,003千人。通勤168,883千人、通学11,819千人で、定期的に利用する人が合計180,702千人、定期利用者率73%です(国土交通省2020年度データ)。 定期利用者率がJR東日本全体で68%であるのに比し高い点が強みといえます。
電車内サイネージは、乗降用ドア上に設置される「ダイナミックビークルスクリーン」で、60両、全480面で放映されています。 カメラとIOTが搭載され、混雑状況や温度、湿度などをAIが解析することで、環境変化に応じ、広告放映タイミングを最適化できる点が特徴です。 1週間15秒のスポットCMの料金は、15万円です。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:埼玉高速鉄道新車両ビジョン「ダイナミックビークルスクリーン」4月より本格営業を開始

JR西日本

JR西日本は、JR東日本に次ぐ利用者数と売上げを誇る鉄道会社です。
巡回エリアは、北は金沢及び山陰、南は紀伊半島、西は下関に及びます。 利用者数は、合計34,110,292千人。通勤15,301,230千人、通学4,349,577千人で、定期的に利用する人が合計19,650,806千人、定期利用者率71%です(国土交通省2020年度データ)。定期利用者率がJR東日本全体で68%であるのに比し高い点が強みといえます。
JR西日本公開データによれば、総走行距離4903キロ、1日の利用者数402万人です。 電車内サイネージの種類は、乗降用ドア上部及び車両天井部に設置されている「WESTビジョン」です。
参考:鉄道統計年報[令和2年度]国土交通省
参考:「データで見るJR西日本(2022) 会社のあらまし」 西日本旅客鉄道株式会社

WESTビジョン

WESTビジョンとは、乗降用ドア上部及び車両天井部に設置されているデジタルサイネージです。 設置車両は、北は敦賀、南は紀伊田辺を巡回する京阪神の主要路線です。 左側モニターが路線案内や次駅案内、到着前乗換案内などインフォメーション機能をはたしているため、視認性の高い広告メディアとなっています。
JR西日本公開データによると、WESTビジョンの特色は、男性の接触率が高いことです。週1回以上接触する男性が51.5%、月1回以上接触する人は74.8%に及びます。 もっとも、電車内サイネージを見て興味関心抱いた商材は、「ビール等アルコール類」や「求人・転職サービス」を抑えて「エステ・美容・理容関係」がトップであることから、女性の方が高い広告成果を上げています。 1週間15秒のスポットCMの料金は、165万円です。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版
参考:「JR西日本の料金表 車内映像・デジタルサイネージ広告」 株式会社グローアップ

電車内におけるサイネージの事例

 アナログ広告からデジタルサイネージに進化したことで、多様な表現を遠隔操作で随時更新できるようになったり、他メディアの広告素材を流用できるようになったりしたことで電車内サイネージの可能性が広がっていることを示す事例を紹介します。 JR西日本のデータによれば、既に「時間つぶしになる」広告としてTVCMや新聞広告の3倍、フリーペーパーやカタログの2倍の評価を得ている電車内サイネージですが、さらに「習慣的に見る」広告や「意識して見る」広告として、媒体価値向上に向けた試みが現在も行われています。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版

株式会社ジェイアール東日本企画

電車内サイネージ視認の習慣性を高め、広告媒体価値向上を目指して行われた実証実験の事例です。 実験主体は、JR東日本の電車内サイネージを企画運用している株式会社ジェイアール東日本企画です。 課題は、「時間つぶしになる」広告としての現在の電車内サイネージの価値を、「有意義な時間」を過ごせる広告へと媒体価値を向上させることでした。
実験が行われたのは、JR東日本の「トレインチャネル」で、ニュース配信メディア「株式会社ニューズピックス」の協力を得て、「ひと駅ひと学び」をテーマに経済豆知識を配信することにしました。 JR西日本のデータによれば、「習慣的に見る」広告として、電車内サイネージは、新聞広告や新聞折り込み広告に迫るほど高い評価を既に得ており、今回の実験で、より習慣性を向上させ視認率を高めることで広告媒体価値向上を目指しています。
参考:「デジタルメディア関連データ」 JR西日本交通広告データ 2023年度版
参考:「ひと駅ひと学び」 NewsPicksオリジナルコンテンツを放映開始

日本気象協会

電車内サイネージのインフォメーション機能を強化した事例です。 情報として天気予報を提供することになったのは一般財団法人日本気象協会です。 課題は、随時更新できる電車内サイネージの機能を活かしインフォメーション媒体としての価値を向上させると共に、日本気象協会の市場を拡大することでした。
新たにピンポイント天気予報を開始したのは、JR東日本の横須賀線と総武線快速の「トレインチャネル」で、エリア天気を3時間ごとに更新するものです。 日常生活に必要な情報を届けることで、インフォメーション機能を強化し、「意識して見る」メディアとして電車内サイネージの価値向上を目指しています。
参考:トレインチャンネル天気予報を横須賀線・総武線快速(E235系)にて提供開始

古賀機械金属株式会社

他メディアで展開している広告素材を電車内サイネージに流用しクロスメディア戦略を展開した事例です。 クロスメディア戦略を展開したのは、トンネル用ドリルや高純度金属、下水処理用汚泥ポンプ等を製造・施工している古河機械金属グループです。 課題は、インフラ関連製品や社名を一般市民により身近に感じてもらうことでした。
広告が出稿されたのは、成田エクスプレスのトレインチャンネルで、視認性の高い電車インフォメーション横の広告枠で15秒CMが1か月放映されました。 電車内サイネージがデジタル化されたことで、他メディア用広告素材を流用できるようになったため、クロスメディア戦略を経済的に展開できるようになったことを示す事例です。
参考:成田エクスプレス、N’EXトレインチャンネルにてCM放映!

株式会社ニチベイ

女性専用車にターゲティングして電車内サイネージ広告を展開した事例です。 広告を出稿したのは、ロールスクリーンやブラインドなどインテリアを開発・製造・販売している株式会社ニチベイです。 課題は、幼い子供を持つ女性の商材認知を拡大することでした。
広告が展開されたのは、JR東日本の女性専用車トレインチャネルで、子供の安全を考えたロールスクリーンのCMが放映されました。 路線ごとに利用者数や利用者属性の異なる電車内サイネージ広告において、よりターゲティングの優れた女性専用車広告の価値が証明された事例です。
参考:株式会社ニチベイがJR東日本のトレインチャンネルにおいて5路線の女性専用車でCMを放映

まとめ

 電車内サイネージがアナログからデジタルに変わったことで、動画表現及び随時更新できるようになりました。 情報伝達能力が量と質の両面で向上したため、広告媒体としての役割にインフォメーション機能と空間演出機能が加わり、その価値向上に向けた試みも積極的に行われています。
 電車利用者の意識も変化してきており、「時間つぶし」から「意識して見る」「習慣的に見る」メディアとして、電車内サイネージは今後も広告媒体の中で新たな地位を確立していくことが期待できます。

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